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妊娠のために特に必要なビタミンはいくつかありますが、
重要さに対してあまりまだ認知されていないのが”ビタミンD”の存在です。
ビタミンDは女性の生殖にとても重要で、
ビタミンDが不足していると、妊娠率の低下、妊娠合併症、新生児の発育障害のリスクが高まるとされています。
実際に、ビタミンDが足りている人は、不足している人に比べて出生率が高くなっています。
また男性側でもビタミンDは精子の運動能力を高め、
精子の細胞内へのカルシウム吸収を促すことで、精子の受精能力の獲得に関与しているといわれています。
ビタミンDの不足は血液検査で分かりますが、
すべてのクリニックで、ビタミンDの測定を行なっているとは限りません。
血液検査をしなくても、
・年中日焼け対策をしている
・あまり直射日光に当たっていない
・多嚢胞性卵巣症候群の指摘をうけている
これらの方はまず不足傾向にあると予想できます。
私の経験上、
妊活中の女性がビタミンDを測定してみて、
十分に足りていたという患者さんに会ったことはありません。
測定した全員が、
「かなり不足していた」もしくは「妊娠を望むには不足している」状態でした。
妊活においては、ご夫婦ともに積極的にとっていただきたいビタミンです。
ポイント1:日光浴
ビタミンDは日光を浴びることによって体内で合成されます。
1日30分を目安に、手の平でも足の裏でも良いので日光を浴びることを推奨します。
ポイント2:食事
カツオや鮭などの魚類、きくらげ、しいたけに豊富に含まれています。
ポイント3:サプリでの補充
明らかに不足している場合は、サプリでの摂取をおすすめいたします。
ご注意:過剰摂取について
ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、サプリによる過剰摂取は、
腎障害などをおこしてしまう可能性があります。
18歳以上の大人で100μg(4000IU)を上限としている機関もありますが、
250μg(10000IU)まで安全とされる報告もあります。
いずれにしても、上限をこえる継続的(半年以上)な過剰摂取はお控えください。
nin鍼灸院
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